木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「じっと座っていても」0歳児ひよこ組

2024.08.19

ひよこ組(0歳児)の5人の子どもたちも 、入園してから4ヶ月余りの時間が経ちました。入園した時には、午前寝をしながらお部屋や散策を楽しんでいました。最近は、1歳児の子どもたちと過ごしている事もあり、周りの様子を見ながら沢山の事を吸収しているように感じます。普段遊んでいるおもちゃに、チェーンを使った穴落としがあるのですが、以前は感触を舐めて確かめたり、手にとってポイッとしてしまうだけで、1歳児の子どもたちのように遊ぶという姿は見られていませんでした。しかしある日のA君の遊んでいる様子を見ている時の事でした。穴落としの所へハイハイでやってきて、前まで来ると座り込み、穴落としの箱に手を伸ばしました。するとチェーンを手でつかみ、目で穴を確認しながら、指や手首を使って穴の中にチェーンを落とすことが出来ました。

 

 

 

恐らく、1歳児の子どもたちがどのように遊んでいるのか見ていたのでしょう。また、子どもたちの発達も追いついてきた事もあると思います。

 

 

 

これは一つの場面ですが、他の遊びや生活の中でも年齢の違う子どもたちが同じ空間で過ごすことにより、経験や知識など異なる年齢層の子どもたちがお互いに学び合う機会を得ることが出来るという事なのだと思います。じっと座っている時でも、動き回っている他の子どもをじっと見て、学んでいます。保育園では、家庭にはない子どもが他の子どもたちの動きを見ている事で、脳の発達にも繋がっています。そこに、少し発達が違う子を一緒にするメリットがあると考えられます。まだ小さいからといって大人が手を貸してあげるのではなく、小さいうちから他者との関わりが学べる環境、そして自我の芽生えを大切に受け止め、自分でできる喜びが感じられる環境が大切だと思います。異なる年齢層の子どもたちが一緒に過ごすことで、幅広い視野や多様なスキルを持つ子どもたちが成長していく場になったら良いなと感じました。ひよこ組 代田

 

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