木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「あか!いいっ!育め、色彩感覚!」1歳児あひる組

2024.09.02

8月が過ぎ、今週から9月に入りました。月日が過ぎるのが早いですね。7.8月と気温が高かったので室内遊びが多く絵本をじっくり読んだり、保育士と一緒に読む時間が濃くなっていきました。その中であった出来事をお話したいなと思います。室内遊びをしていたある日、Aくんが絵本を持って来ました。

 

 

 

 

その絵本は「どんな色が好き」の歌の絵本です。一緒になって歌いながら絵本を読み聞かせていると、最初のページの赤い色のところで「あか、いい!」とお話をしてくれました。その後の青、黄色、緑のページをめくる際に、「この色?」何と聞くと、一生懸命にその名称を答えてくれます。一通り読み終わると、また最初から読んで!と言ってきました。2回目読んでいる最中に、遠くから様子を見ていたBちゃんが近くに来て一緒に読むことになりました。

 

 

 

Bちゃんも、Aくんと同じく、この絵本が好きで、好きな色のページが来ると指をさして嬉しそうにこちらのほうを見て笑いかけます。Bちゃんも同様に「この色なに?」と聞くと一生懸命に答えてくれます。また、一通り読み終えたら、また最初から読んでと言ってきます。この絵本は、今あひる組さんでとても人気の絵本になっています。保育者の歌に合わせて受け答えのように子供たちが色の名前を叫ぶのが楽しいようで必ず「読んで!」と子どもから頼まれます。そのぐらい子供たちがとても大好きな絵本です。話が最初に戻りますが、9月に入り、もうすぐ秋が感じられるのかなと思います。秋といえば、食欲の秋、芸術の秋など色々ありますよね。今回私が着目したのは、色彩感覚です。今、活動で熱中症の恐れもある為、散歩は行かず、夏の遊びとして園内で水遊びや絵の具遊びなどを行っています。夏の遊びが終われば園外へのお散歩が始まります。お散歩へ行くと、心地よい風と同時に木の葉が徐々に黄色になっていく様子が感じられます。色彩感覚とは、「色を使いこなす能力」「色を感じ取る能力」になります。この色彩感覚が育つとたくさん良いことがあります。「多面的な視野を持てるようになる」「感性が豊かに育つ」「脳が活性化した子に育つ」があげられます。このように色彩感覚は子どもの成長に欠かせないものです。色彩感覚を育てていくために、散歩での季節の移り変わりの声かけを意識的に行い、子どもたち自身で気がつくように、また、当たり前ですが、この動物はこの色、という固定概念をなくして子どもたちが描いたものを褒めてあげ、どんどん展開していけるような声かけを日々意識して行って行こうと思います。あひる組 河田

 

 

 

top