木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「ワニの歯医者さん」幼児組編

2024.10.07

あっという間に夏が過ぎ、9月ももう終わりに近づいています。最近は運動会に向けて園庭やホールで練習を頑張っている子ども達です。また、少しずつ涼しくなってきたので園庭遊びも増えてきました。今日はそんな園庭での一コマをお話したいと思います。その日はうさぎ組の女の子たちが5人くらいでワニ滑り台で遊んでいました。

 

 

 

 

何をしているのか見ていると、ワニの歯の部分に見立てていたからでした。別の子は砂を落として白い歯になるよう治療していたりと、歯医者さんをして選んでいたのです。その答えを聞き、とてもかわいいなと思うと同時に、子ども達の発送の面白さを改めて感じました。また、砂を新たに持ってきて虫歯を追加生産する子や、あくまで治療専門の子など、役割をしっかり分担しながら子どもたち自身で遊びが発展していたことにも成長を感じました。今回のエピソードで見られた姿では、見立て遊びとごっこ遊び、両方の要素が入っていると思います。まず、見立て遊びは、目の前にあるものを別のものに見立てて、想像しながら行う遊び方です。一方ごっこ遊びとは、実際の人やものに自分自身が成り切って行う遊び方になります。砂を虫歯に見立てている場面では見立て遊び、歯医者さんになりきっている場面はごっこ遊び、というように2つの要素が合わさって遊びが発展していました。見立て遊びでは、想像力が育つ、言語発達につながる、社会性が身につくと言われています。また、ごっこ遊びでは、想像力が育つ、言語発達につながる社会性が身につく表現力が身につく、心の発達、記憶力が上がると言われています。お友だちとの関わりの中で自分の主張なども増えてくこの時期、これらの知育効果が得られる見立て遊び、ごっこ遊びの重要性がわかります。どんどん自分自身で世界観を作り、それを広げながら遊ぶ姿が増えてきた子ども達。その素敵な発想を大切にしながら今後も見守っていきたいと思います。幼児組 川上

 

 

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