暑かった夏も終わり、過ごしやすい日が増えてきましたね。保育園でも水遊びが終わり、久しぶりの散歩や園庭遊びを楽しむ子どもたちです!今日は久しぶりに散歩に出かけた際にあったキュンとしたエピソードをご紹介します。ぜひ読んでほっこりしていただけたら嬉しいです。その日は、公園へお散歩に行きました。暑い日が続き約2ヶ月ぶりのお散歩に嬉しさが溢れ出す子どもたち。友だちと手を繋ぎ、会話を楽しみながら歩いていました。時に話に夢中になり前との距離が空いてしまい声をかけられながら歩いていたAくんとBちゃん。
後ろから車がきていたので壁側に寄るよう声をかけると、きちんと壁側に寄ったその瞬間!壁側にいたBちゃんをAくんが向かい合い大の字で立ちふさぎ、かばうように守ってあげていたのです!小さな2歳児の男の子が女の子を守ろうとする姿が可愛くて職員一同ほっこり、そして2歳にしてもうそんなことができるのかと紳士的な行動に驚かされました。後からAくんに「かっこよかったよ」と声をかけると、「女の子だから守ってあげるんだよ」とこれまた紳士的な言葉が返ってきて驚愕でした。とある日の散歩の時には、自分より月齢の低いCくんと手を繋いで歩き始めたAくん。自然と「Cくんはこっち」とcくんを壁側にし自分が車道側になるように歩いてあげていました。いつも保護者の方にやってもらっているのかなと考えるとよりほっこりとした出来事でした。この出来事を通して改めて思ったことがあります。それは、大人は子どものモデルであるということです。子どもは思っている以上によく大人のことを見ています。「こういうときには、こういう風に振る舞うと(行動すると)いいよ」と言葉で知識としてそういうことを教えても「へーそーなんだー」くらいの受け止めにしかならないことがあります。結局、ことばやお勉強として教えられたことって「情報」になってしまって頭にインプットされて終わりになってしまうのです。となると、「こういうときには、こういう風にする」という振る舞いや行動を、使えるように子どもたちに教えるには、まずそのシチュエーションを用意する、そして大人が望ましい行動をしてみることが大切です。教えたいことをしっかりとイメージしてもらうためにも「実際にやっているところを見せる」というのはすごく大事なことなので日頃から意識していきたいと思います。りす組 辻