例年より、少し暖かい日が続いていましたが段々と年末らしい気温になってきましたね。1人の子どもと向かい合っている時でした。R君はブロックを両手に持っていました。すると、ブロックを見ながら両手に持っていたブロックをくっつけ始めました。少し力が入るとブロックがゆっくりと合わさっていました。
その事を確認すると目の前にいる私の顔を見てにこっと笑って、出来たよという表情でした。私と目が合うと次はまたブロックを見て力を入れて左右に引っ張り、今度はブロックが外れました。すると、またにっこり笑って私の表情を確認していました。このブロックを合わせたり外したりする際には、目でブロックを見て手で操作するという事が必要になってきます。このように目で見た情報に合わせて体を動かす機能を「目と手の協応」と言います。「目と手のチームワーク」や「目と身体のチームワーク」という言葉を使って表現されることもあります。目と手の協応は、赤ちゃんが成長する過程で発達していきます。4ヶ月頃から自分の手を認識し、目と手の感覚が合ってきて、目で見たものに手を伸ばして触れるようになります。このように、成長とともに赤ちゃんの頃から徐々に発達していきます。生活や遊びの中でも、目と手(身体)を連動させることは、危険を回避したり、学習したりすることにおいても、重要な力なのです。じっと周りの様子を見ながら日々成長し、沢山の事を学んでいるひよこ組の子どもたち。日々の生活の中で、どんな姿を見られるのかこれからも楽しみです。 ひよこ組代田