木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「広がる遊びの輪」幼児組編

2024.12.30

冬の寒さに手足がかじかみ、体の芯まで冷える季節がやってきましたね。そんな毎日ですが子どもたちは毎日元気に遊び回り、汗ばんでジャンパーを脱ぐ子も多いです。今日はそんな冬の園庭で出会った子どもたちの様子についてお話ししたいと思います。木月保育園の園庭には夏の保育が終わるとサッカーゴールが設置され、年長児を中心にサッカーブームが毎年訪れます。今年度もそんな季節になり、園庭に出るなり「先生!ボール出して!」「サッカーやる人~?」と瞬く間にサッカー遊びが白熱します。今日も年長児のお友達がサッカーに白熱しているな~と思っていると、いつの間にか違う色の帽子を被った年中児、年少児も仲間に入り、サッカーを楽しんでいました。大きなお兄さんたちに負けず劣らずの様子で「こっちこっち!パス!」と大きな声で参加する年少児さん。今までは近くで見ていたり、違うボールを使ってただただボールを蹴って楽しんでいた年少児さんですが、いつの間にか年長児の輪に入り遊んでいる姿に驚きが隠せませんでした。また年長児のお兄さんたちもそんな年少児のお友達を「チームの一員」としてパスを出したり声をあげたりする様子をみて、異年齢保育ならではの様子になんだかほっこりした瞬間でした。

 

 

 

今までは同じ空間(園庭)の中でも全く違う遊びをしていた両者ですが、お互いがお互いに良い刺激を受け、新たな遊びに発展したようですね。そんな姿は長い時間は続かず、年少児さんはまたすぐに別の遊びに夢中になっていましたが、この経験が2年後年長児になった際にもつながっていき、また次の世代へとどんどん継続していく子どもたちの遊びの輪なのかなと感じました。木月保育園では3.4.5歳児クラスは3クラス合同で異年齢保育を行っており、常に年少児から年長児までの約70名が同じフロアで生活しています。保育を進める上で年齢の差に迷ったり苦戦することももちろんありますが、子どもたち自身で気が付いて行動する姿や逆にこちらがハッと気づかされることも多いです。子どもたちならではの視点で広がり続ける遊びの輪をこれからも見逃さずに過ごしていきたいなと思います。

幼児組 森田

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