木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「お空が仲直りした!」栄養士編

2024.01.06

初めまして。今年度から木月保育園で給食を作っています。栄養士の川又友里(かわまたゆうり)です。4月からあっという間に月日が経ち、今年も残すところあとわずかとなりましたね。食欲旺盛な木月保育園の子どもたちはもりもり食べて、ぐんぐん成長しています。今日は、私がいつもお昼の時間を一緒に過ごしている幼児組さんでの出来事をお話したいと思います。ある日の食事の時間のことです。その日は天気が不安定で朝から雨が降ったり止んだりしていました。お空の様子を見て、「不思議な天気だね」「雨、止まないかな~」「きっともうすぐ止むよ!」とお話ししながら食事を進めていると……。雨が止んだのです。お空の様子に興味津々な子どもたち。すると突然Aちゃんが、「お空が仲直りした!!」と言いました。どういうことか聞いてみると、「喧嘩していたから雨が降っていたんだよ。」と教えてくれました。『雨が降っている=喧嘩』『雨が止む=仲直り』なんてかわいくて素敵な考え方なのでしょう。子どもの発想は新鮮ではっととさせられることが多いです。お空が晴れたことを確認すると、子どもたちは再び食事を始めました。すると、またまたAちゃんが教えてくれたことに、私は驚きが隠せませんでした。「あのね。喧嘩ばかりしちゃだめなの。雨が続いたらお野菜が育たなくなってしまうんだよ。」木月保育園では、子どもたちと畑の野菜を育てています。きっと、水やりをする中で『お水のやりすぎは野菜が育たない』と覚えてくれたのだろうな、と食育活動のやりがいを感じました。また、天気から野菜の育て方と交友関係を関連付けて考えられることが素晴らしいと思いました。

 

 

 

子どもたちは様々な場面で自然の恵みや命の大切さに気付き、「食を営む力」を身に着けているのでしょう。栄養士として毎日の食事を楽しく、美味しく食べる環境を作ることはもちろん、わくわくするような食育活動を日常生活の中に取り入れていきたいと思っています。栄養士 川又

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