もう1月も後半になってしまいました。時が過ぎるのは年々早く感じ、子どもたちも成長し、今月からは2歳児クラスの部屋に移って4月からスムーズに過ごせるように全員で移行します。そんな成長したあひる組さんの面白い一部をご紹介したいと思います。毎月の制作はシール貼りや塗り絵等を職員が考え、子どもたちに提供します。その中で、普段だったらあまり味わえないような感触だったり、手法を子どもたちに伝えています。例えば、ボールに絵の具をつけてかごの中に入れ、かごを上下左右に動かし、ボールを転がして描く手法だったり、この写真では、ダンボールを丸めたものに絵の具をつけてたんぽをしています。すぐに考えられるたんぽは棒の先に丸めた綿にガーゼをつけてスタンプのように使用します。
今回は、一味違ういつものたんぽではなくダンボールの硬さとダンボールの特徴的な形を子どもたちに味わって欲しかったので提供しました。「おっ!?」といつもと違うたんぽの形に驚いたり、いつもと違うダンボールで作ったタンポのダンボールの先の方を見て形を確かめたり、隣同士や正面で子ども同士で制作をしているのですが、お互いに出来たものをちらちらと見て、「なにこれ〜!」「○△⬜︎〜?(言葉が聞き取れませんでしたが、たぶん、ママと言っていたのだと思います。)」「キャハハっ」と笑い合ってお話ししたり、出来上がったスタンプを見て「穴空いてる!」と言ってみたり、と色んなことを気づき、発信してくれます。子どもたちがいつもと違う反応をして気がついてくれた、と嬉しく思いつつ、大人が思いつかないようなことを発見し発言し言葉遊びに繋がっていきます。それが保育者にとって新しい発見や学びとなり、制作はとても面白くて楽しい時間です。大人も子どもと同じ目線で制作物に取り組んでいるように感じます。子どもたちには固定概念をなくせるような手法を伝え、制作の面白さを引き続き伝えていきたいと思います。あひる組 河田