木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「状線回収の春」幼児組編

2025.04.01

暖かな春の陽気と風に包まれ、保育者として、もう何回目かの『春』を迎える今日この頃。この季節は、入園・進級があり子ども達の聖地洋画より感じられますね。先日、木月保育園を卒園したAちゃんのお話です。Aちゃんが年中児のとき、年長組のBちゃんと仲が良くよく一緒に遊んでいました。そんなBちゃんは就学に向けての移行でAちゃんと別々のお部屋で生活することに…。Aちゃんは心にぽっかり穴が空いてしまったのか、移行当日給食を食べないほど泣き崩れていて、その日自分が側で一緒にいた事を今でも覚えています。【Bちゃんが卒園してこれから同じクラスの友達と関わりを深めていけるか…】Aちゃんは同じクラスの友達との関わりがそれほど多くなかったため、年長組になるときAちゃんの人間関係を心配していました。あれから月日が経ち2025年の3月。Aちゃんは年長組となりクラスの活動でホットケーキ作りをしました。ただ、グループごと分かれて生地作りを行っている時トラブルが。Aちゃんのグループで生地を1人何回かき混ぜるかの話し合いをしていて、その話し合いでうまく折り合いがつかず「もう僕やらない!」とC君がその場を離れてしまいました。「C君は何回ずつやりたいの?」とグループのみんなはC君の気持ちも聞こうと呼び止めますが、C君は気持ちを落ち着かせるために部屋に戻ってしまいました。【Aちゃんのグループはどうなるか…?】そう見守っていると、Aちゃんが一言いいました。「C君の分も作ってあげよう!私作るよ!」C君の代わりにホットケーキを作るという意見がAちゃんの口から聞かれました。その一言をきっかけに「私も作る!」「僕はC君のひっくり返す!」とグループのみんながC君のために動こうとする姿が見られました。そして、おやつの時間にはC君の気持ちも落ち着き、みんなでホットケーキを食べることができました。Aちゃんの人間関係の成長に嬉しい気持ちでいっぱいでした。ドラマではなく、終盤の回に『状線回収』と言いますが、保育園の春は1年間の状線回収のように、「あの時のがこんながこんな風に繋がってくるんだ』と感動することで溢れています。保育士冥利に尽きる成長ドラマの数々。春は忙しいからこそ、成長のドラマを見逃さず楽しみたいですね。この春、入園・進級で新たなドラマをスタート子ども。君たちの成長というドラマを楽しみにしているよ。

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